医療法人泰山会 高山内科病院

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糖尿病治療薬テネリアについての勉強会を行いました。

午後1時より、2型糖尿病治療薬であるDPP4阻害剤についての勉強会を行いました。

各種あるDPP4阻害剤のなかでも、トラゼンタとテネリアの2剤は、その薬剤排泄経路が他のDPP4阻害剤と異なっており。トラゼンタは主に胆汁排泄であり、テネリアは肝臓、腎臓の2方向に排泄される。

この他の以外のDPP4阻害薬は主に腎臓から排泄されるため、腎臓の機能が悪い方は投与量を少なくしたりといった服薬量の調整を行わないといけませが、トラゼンタとテネリアは、その必要がないため、腎機能が悪い方にとっては使い勝手の良いお薬になります。

そのため。排泄腎機能低下時や、透析時にも安全性と有効性をもって使用できるDPP4阻害剤となっている。

本日は田辺三菱製薬株式会社、第一三共株式会社さんのテネリアを例にとり、その薬剤特性と有用性、また注意点などについて勉強会を行いました。

テネリアの特性

1.1日1回投与により、HbA1c低下作用を発揮。

2.血漿中濃度の半減期は20mgで24.2時間、40mgで20.8時間(単回投与時)。

3.1日1回投与により、3食後の食後高血糖及び翌朝の空腹時血糖値を改善。

4.肝臓・腎臓より2ルートで消失。

5.副作用(臨床検査値の異常も含む)は、総症例数1,645例中156例(9.5%)232件に認められた。
主な副作用は低血糖症43例(2.6%)、便秘14例(0.9%)等(効能追加承認時)。

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